いろいろ(仮)

H ZETTRIO/H ZETT Mファンによる…ライブの感想とかセトリとか感想とか…

(生)林檎博'18 -不惑の余裕-

2018年11月22日

埼玉・さいたまスーパーアリーナ

 

 

 

2歳くらい年取った気がした。

 

 

まるで2年くらいで味わう感動やら驚きやら

色んな経験がこの2時間で一挙に押し寄せてきたかのような。

 

 

それくらい今回のライブを見る前と後とでは

自分自身の何かが変わったような気がしてくるライブでした。

 

(じゃあゼトリオは?と言われそうなので

 ゼトリオを知る前の私という時代設定でお願いしますw)

 

 

前回のツアー真空地帯の様子をTwitterで見ていて

私には踏み入れられない遠い世界なんだろうな

と、ぼんやりと眺めているだけだった椎名林檎さんのライブ。

 

そのライブに本当に今日行けるんだ…

 

と思いながら、当日の朝、林檎さんの曲を聴きながら

職場に向かっていたら、NIPPONで突然の涙。

(なぜだ、なぜNIPPONなのだ)

(あ、でも2014年のMステスーパーライブで黒い羽根を付けて

 NIPPONを歌っていた林檎さんがあまりに印象的で

 今でもHDDに保存していたりする)

(もちろんその年の紅白も見ましたが、まさかそれに

 ヒイさんがコントラバス奏者として出てたなんて…

 林檎さんの赤い着物しか印象にないっていう)

というわけで、自分で思ってる以上に嬉しかったようです。

 

思わぬ形で涙腺を攻撃されたり

合間に一緒に観に行くフォロワーさんからLINEで

現場の状況を教えてもらいドキドキして心ここにあらずになりながら

仕事を終えて一目散にさいたまスーパーアリーナへ。

 

最寄り駅のさいたま新都心駅に着くと

早くも愛好家さんらしき着物姿の方やバッグからチラッと手旗を

覗かせてる方がチラホラ…

うわーついに来てしまった、と視覚的実感を覚える。

 


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※上手く撮れなかったのでいただきものの写真を拝借。

 旗持ってるのは私ですが。

 

開場時間は過ぎていましたが、ぞろぞろと大勢の人が

たまアリに吸い込まれていく光景

そして、たまアリの特大さに驚く。

私、来ても良かったのか…とビクビクしながら

待ってくれていたフォロワーさん…というかZ友さんと合流。

(安心感が尋常じゃない←)

 

吸い込まれていく人の流れに乗っかって

たまアリの中へ。

チケットの半券を受け取り、渡されたフライヤーに

ゼトリオの年末ツアーが入っていて、当然知ってはいたものの

一挙にテンションが上がる。

お目当ての扉へ向かう途中、贈られてきた御祝スタンド花の数々が

並べられていたんですが、『稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾

という文字を見つけて「SMAPだ!!」とか大きめの声で言ったりもw

 

席に着くと(スタンド200レベル後方)

既に嵐の前の静けさ的な異様な雰囲気。

一帯にスモークがたかれて、ステージ上は真っ暗の中に

楽器の隙間から紫やら黄色やらのライトの光が。

ステージ手前の一段下がったところにオーケストラピットがあり

弦好きには嬉しすぎる!!

あと、ずっとクラシックが流れてました。(いつもそうなのかな?)

 

双眼鏡の見え方を確認したり

ヒイさんどこらへんだろう?とか場所を予想したり

買っておいて頂いていたTシャツに着替えたりしながら

開演を待っていた20分間のワクワク感の凄まじさ…

8月の野音の開演前以来です。

 

客電が消え、椎名林檎音楽博覧会開幕!!!!!

 

…とまぁ、ここまでは記憶があるんですけども

あの豪華絢爛で華麗奔放なエンターテインメントショー…

本編は何も覚えておりません←

自分があの場に100人いたとしても情報処理が追いつかないであろう。

 

とりあえず、かろうじて記憶しているあの時の感情と景色を

思うが儘に…

 

一帯が真っ暗になって、OPVTRっていうのか分かりませんが

宇宙のような映像と音楽、照明が会場全体を照らし

本当にさいたまスーパーアリーナが地面からメリメリメリ…と離れて

ロケットや宇宙船のように宇宙空間を進んでいるかのような気分。

レーザーライトが会場の色んなところを突き刺してました。

パッとあの時思ったのは、TDLのスペースマウンテンみたーい

でした(←例え

(スペースマウンテン大好きで、ジャイアントスイングされてるみたいな

乱暴っぷりが最高なんですよねー←知らねぇ!そんなもん知らねぇ!)

 

この期待高まるド派手な演出に私は既に泣いていたんですけども、はい。

まさか林檎さんが登場する前に泣くとは自分でも。

 

演奏家たちが登場し、「あれ、ヒイさん!?うやぁぁぁー!!!」

なんてなってるうちに本能のイントロとともに

早くもゲスト1人目のMummy-D氏が出てきて更に「えぇぇぇー!!!」

そ、そうだ…双眼鏡でヒヒヒヒ、ヒイさんを見なければ!と

慌てふためきながら覗くと

おんぼろでポンコツで2倍にしか見えないという

これどこで役立つんですか?的双眼鏡だった為に

マジか!マジか!全然見えない!ほぼ景色変わらない!と白目になっていたら

林檎さんが既に登場してて「うげぇぇぇー!!!」

となって終わった1曲目。

 

林檎さん、下からケースみたいなのに入ってせり上がってきたのかと

思ってたんですけど、先日の各局のニュース見たら上から

下がって来たんですね…それすら分かっていませんでしたorz

前髪センターで分けて王冠かぶってる林檎さんかわいかったな

…テレビでちゃんと見た感想ですけど、これは(←

 

D氏、まさか1曲だけじゃないよね?このまま次も!?

どの曲やるのー!?と前のめりになってソワソワしてたら

流行のイントロが流れてきて、「キタァァァー!!!」

この曲をD氏のラップとヒイさんのキーボードで聴けた喜び。

本当に申し訳ないけど、ここに航さんと楡原さんがいたら…

と妄想しながら聴いてましたースミマセーン。

 

3曲目の雨傘。

林檎さん的エールなのかな…とか思ってみたり。

個人的に思い入れのあるグループなので聴けて凄く嬉しかったです。

単純に雨傘が好きなのもあるけど。

で、次の日和姫でヒイさんがキーターを。(あれ雨傘からだっけ?)

ストラップの所のフワフワのやつ「でたぁぁぁー!!!」

前回のツアーの時にTwitterでよく見かけたあれですよね!

本物だぁ~(←

ヒイさんが林檎さんに名前呼ばれて、大型マルチ?スクリーン?に

Hiizumimasayu-Kiってテロップが出たのはこの時だったかな。

 

積木遊びの時にヒイさんが曲のダンダンダンッ!っていう

印象的なフレーズのところに合わせて右手をグーにして

グングングンッて動かしてるのを気休めでしかない双眼鏡を

覗き込みながらニヤリとしてみる。

あと、両手を交互に猫みたいに鍵盤押さえる…あの…

おやポラのMVのゼトさんのあの動きとはまた違う感じの…(←例が出てこない

みたいな感じでも弾いてたー。

そのあとの曲では、ウワッ!て、ちょっと後ろから覆いかぶさるような感じの

初めて見た謎の動きもしてまして、あっゼトさんとは違うなー

とか思ったりもした。(ベ、ベ、ベ、ベツジンだもんね…)

 

神様、仏様は嬉しかったなぁ。

つべで初めて百鬼夜行の時のこの曲見た時、あまりの手練れ感に震えたもの。

その音を生で浴びる日が来るなんて。震え再来。

ヒイさんは足をキュッて曲げてましたー。

 

その後の化粧直しでダンサー紹介をしてる間

(この時2人組のうちの1人がbambiさんって知ってワーってなりました)

林檎さんはお色直し。

カーネーションで胸元のがっつりあいたピンクの衣装だったことを

テレビで知る(←

ありきたりな女の時の名越さんのギターで心臓がギュー!!

ぐわんぐわん響いてました。

音源ちょくちょく聴いてるのにこんなにギターが映える曲とは

知らなかった…

 

からの15曲目は歌舞伎町の女。

マルチには夜の歓楽街の看板がズラリと。

その中の“ドン・リンゴーテ”の絶妙なモジり方に

ちょっと笑ってしまいました。

ヒイさんは軽妙なステップを。

 

そして、人生は夢だらけがもう…

真空地帯を映像で初めて見て以降見る度に泣いてしまうこの曲。

なんて心に寄り添ってくれる曲なんだろう。

最後の林檎さんの声が響き渡る「この人生は夢だらけ」

この場所に居ることが出来たことの感謝と喜びで

涙が溢れました。

 

林檎さんがハケると、浮雲氏が登場し東京は夜の七時。

知ってはいたけど、まさかのここで登場なんですね!!!

浮雲氏、というか長岡さん、東京事変にいたとか林檎さんの

サポートしてるとか知る前に星野源さんのライブDVDで

ギターの人イケメンじゃんって思ってて…

しばらくしてからゼトリオのファンになり、へーヒイズミさんは

東京事変にいたんだーって知った後に、長岡さんが事変メンバー

ということを知って衝撃を覚えた、という思い出があります。

何が言いたいかというと、ようやくイケメンな長岡さんを

生で観れて歓喜でした。てかどんだけ事変無知なのかw)

 

途中で、浮雲氏が鳥越さんに近づくとマイクを向けて

鳥越さんが「埼玉は夜の七時」って歌ってました。

オーディエンス大歓声w

ヒイさんにも絡んでくれ!!と心の中で願ってたんですが

お近づきにはならず。

 

浮雲氏が来たということは、もしかして…もしかして…

天上天下繋ぐ~♪

うおぉぉぉー!!!

神様、仏様と同じくつべでひたすら見てました大好きです感激です。

ありがとうございます。

マルチにはあの阿波踊りの踊り子さんみたいな映像が出てたり

ヒイさんのソロのところで背面で弾いてたり。

めちゃくちゃ見たかったやつー!!!

(最近ゼトさんもあんまりやらないもんね)

 

で、この曲の頭の方で浮雲氏がヒイさんの近くで(ピアノに寄っかかってた?)

ずっと歌ってて、ウフフフフ…となってたのは言うまでもない。

 

旬は見事に聴き入るオーディエンス。

ヒイさんの長めのジャジーなピアノソロに痺れました。

 

その次の恋の呪文はスキトキメキトキスで林檎さんはグリーンの衣装に。

というか、林檎さんこんな変わった曲もあるんですねーと思ったら

アニメの主題歌のカバーとかなんとか。

ソクドでゼトリオにカバーしてもらいたいとか思ったり。

あと、ちちんぷいぷいで憧れの「RINGO!」を一緒に言えて嬉しかった。

 

獣ゆく細道。宮本浩次さん登場を大いに期待してましたが

残念ながらこの回はゲスト出演なし。

(土日の埼玉公演は出演されたそうですねー)

でも、噂に聞いていた巨大マルチでのみやじ氏は大迫力で

先日のMステばりのタコ踊りはしてませんでしたが

顔面力は爆発してて思わず笑いながら見入るw

本物か贋物かなんて無意味♪の林檎さんの歌い方が最高。

 

目抜き通り。

荘厳なイントロとカツッカツッと誰かが近づいてくる足音とともに

最後のゲスト、トータス松本さんが登場!!

こちらもゲストでいらっしゃるのは知ってたのに

トータスさんが現れた瞬間「ひやぁぁぁー!!!」と叫ぶ。

ただでさえ、煌めいていて贅沢で優雅で希望に満ち溢れてるこの曲に

オーケストラの重厚な音が加わってごらんなさい。

もう言葉になりません。感動しました。

花道で林檎さんとトータスさんがすれ違う時のハイタッチが

素敵でした。

 

MC。

最後までノンストップなのかと思ったら、ここでやっと。

「11月22日は、いい夫婦の日

 今日はaikoの誕生日でもあります。

 私の誕生日はイイニゴーの日。」

イイニゴーって…何?(笑)

 

最後の曲、ダンスが凄い可愛かったなぁ。

どっかで聴いた事あるような…って考えてたら

マルチにNHK『ガッテン』の志の輔さんの画像と番組ロゴが

映し出されて、やっと気付くw

「生きてりゃもう御の字」

良い歌詞。しみる。

 

アンコール。

知らなかったんですけど、アンコールの時って皆さん座るんですねw

 

下手から着物に着替えた林檎さんが

トコトコと顔を手で隠しながら登場。

センターまで行き「アンコールありがとうございます」と挨拶すると

持っていた番傘を豪快に横に放り投げてました。(結構な高級傘をw)

しかし、林檎さんが持つと素敵ですねーあの傘。

 

はいはい。林檎さんの曲の振り幅に驚く。

各バンドメンバーがマルチに映されてまして

おっ!ヒイさんも来るか!?と思ったらキーターを持って

丁度横を向いてる時にカメラに抜かれて

なんでこのタイミングなのーって思いましたw

結局ヒイさんがどんなメイクだったのかあんまりよく分からなかったなぁw

正面で抜かれた時もあったけど一瞬過ぎて何も

見えず…。

 

MC。

「20年間、この名前でやると思いませんでした。

こんなに人が来てくれると思わなかった。

もっとぽつねんとしてると思っていました。

感無量です。

また来てね。」

 

最後の「また来てね」がまぁ~かわいかった。

そんなカワイイ言い方されたら困っちゃうわ…

めちゃくちゃ行きたくなっちゃうもの。

 

アンコールラストは夢のあと。

東京事変1stアルバム教育の最後の曲

ツアーDynamiteの最後の曲ってことくらいは

私でも知っていたので、イントロからハッとしました。

20周年記念のツアーのラストに事変の曲を持ってくる意図とは?

と考えながら、ヒイさんのピアノで聴けるなんて

めちゃくちゃ貴重なんじゃないかとじわじわと感動が。

 

エンディングの丸の内サディスティックのremix ver.では

サングラスにGUCCIの茶色いパフスリーブの衣装を来た

林檎さんとダンサーの2人が映像に。

お坊さんも踊ってて笑った。

てか、こんなお洒落なremix ver.があったとは。

 

林檎博’18 -不惑の余裕-

閉幕!!!

 

 

演奏、演出、映像、音、照明、美術、衣装、そして歌…

それぞれの天才達が一堂に会した宴。

ぶったまげました。

 

林檎さんがデビューしてからこの日までの20年間

この素晴らしさを知らずに知ろうともせずに

のうのうと暮らしてきた自分を引っぱたきたくなりました(←

これは愛好家の皆さんも林檎さんに付いて行きたくなるわ、と。

 

ただ独創性が高いだけじゃなくて

エッジの効いた独特な世界観の中に

人間臭さやユーモアが絶妙なバランスで散りばめてある。

特にそれを感じたのは歌詞なんですけど。

マルチの上手側の端に出る歌詞を読んでいて

改めて日本語という言語の面白さを感じました。

林檎さんの歌詞を翻訳したりせずに

ストレートに理解出来る日本人で良かったって思った。

 

そして今回初めて鍵盤を演奏するヒイさんを

生で拝見できたわけで。

ゼトリオじゃないし、あんまり動いたりしないのかなと思ってたんですけど

ちょくちょく、おっ!と思う動きがあったりして見てて楽しかったです。

(肉眼では顔の識別不可の距離だったので

もしあの場にいたのがお鼻の青いゼトさんだったとしても

多分うぉぉー!!!ヒイさーん!!!と言ってたであろうw

シルクハットだったから尚更w)

 

そういえば、衣装は黄土色だか黄色だか黄緑だかの

変わった素材のジャケットとパンツと

キラッキラの黒い(ネイビー?青?)ハット

あと、ネクタイ的なものもしてましたかね。

今回みたいな方がヒイさんお似合いな気がした。

(噂で聞いていたトカゲが何なのか全然分かんなかった件)

 

あと、ヒイさんのグラピで始まる曲が何曲もあったり

キーターもトリオの時以上に出番多くて(キーター好きとしては嬉しい限り)

存在感抜群。

 

伴奏のヒイさんも…良かったなぁ。

…え、待って次いつ見れるんだろう

うわうわうわ…なんて貴重な時間をほぼ白目で過ごしてしまったんだorz

 

気を取り直して

戦利品をチラッと。
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(トリオの時より買ってるっていう←)

(かわいいグッズが多くて困り果てました。本当はビニール傘も欲しかった)

 

 

最後に…

今回、チケットを取って私を林檎博に行かせてくれたZ友さん

(しかも、仕事で遅く到着する私の為にグッズの列に早くから

 並んでくれて何から何までお世話になってしまった…)

心から、心の底から、ありがとうございます。

 

素敵な友人に出会えた事

この日の記憶

大事にします。

 

 

 

椎名林檎さん

20周年おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!