いろいろ(仮)

H ZETTRIO/H ZETT Mファンによる…ライブの感想とかセトリとか感想とか…

MUZAスペシャルナイトコンサート MUZA JAZZ NIGHT! Vol.2(ピアノ独演会2020 ~ミューザの陣~)

2020年2月14日

神奈川県・ミューザ川崎シンフォニーホール

 

 

 

【!!!注意!!!】

・感想です

・思いつきです

・余計なことしか書いてません気を付けて

 

 

 

 

時の流れが早い。

この勢いで過ごしていたら来月あたりには

ほうれい線と目尻の皺がグランドキャニオンのように

より一層深くなっていることだろう。

 

何を隠そう、今回の独演会の2日前に

ヒイズミマサユ機誕生祭がありましたからね。

Twitterでは毎年お祝い祭り。

仕事から帰っては

そのヒイさん祭りの為の何かしらの何かを描いたり

調布公演の感想を書いたり

の毎日を過ごしてたら

あーら不思議あっと言う間にミューザの陣。

 

(その間に会社の新年会もあったりしてまぁー困った。

 誰か新年会の定義を教えてくれ…)

 

 

定時で会社を飛び出し、電車に乗り込み川崎駅到着。

開演20分前。

朝ちゃんと会場までのアクセス見ましたから

『中央改札を出て左手』でしょ。知ってるからー(ドヤ)

えーっと中央…中央…あっ…

中央南改札。いや違う。

中央北改札。なんだそれ知らん。

私が欲しいのはシンプルな中央改札であって

北とか南とか…

 

どこぉーーーーーー中央改札どこぉーーーーーーーーー(涙目)

 

ホームの上で5分立ち往生。

HPのアクセスを確認してみる

遅い。

切るの失敗した時の前髪くらいに伸びるのが遅い読み込みの棒。

よしっ開いた!

「読み込みに失敗しました」

おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーー

 

適当に改札から出てみたら

なかなか遠くにミューザらしきビルが見えて

白目通り越してまた黒目登場してしまったくらい白目。

 

バレンタインの夜に

汗だくで階段を一段飛ばしで必死に駆け上がる女。

まぁ滑稽だこと。

 

つつつ…着いた…


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初めて開演間に合わないかも…なんて状況だったのに

こうゆうのはやっぱ撮ってしまいますよねー。


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ロビーに入って流れで階段をのぼったら

チケットに書いてある数字の扉が見当たらず

案内のお姉さんに尋ねたら他の階だと分かり

とどめのひと迷いをお見舞いして

無事に席につきました。

この十数分でほうれい線と目尻の皺のグランドキャニオン化が

激しく進んでいったに違いない。

 

中は、大きなパイプオルガンが中央にそびえ立ち

ステージを一周囲うように席が。
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すごい…素敵…

 


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結構低めの高さのステージには既に2台のピアノ。

最初パッと見た時は、長っ!!!このピアノ!!!

って思ったら違った。

 

今回の席は1階席後ろの方のほぼ真ん中。

Z友さんから軒並み2階席という噂を聞いていたので

もういいです…壁にめり込んだ席でも楽しいんだから

2階だろうが3階だろうが壁の中だろうがかかって来やがれ。

なんて思ってたら、最近の私にしてはなかなか良いではないか。

しかもゼトさんの両手が見えるというオプション付きという

滅多にない事態にドギマギ。

 

1時間くらいここに座って憧れのミューザを

堪能したいところでしたが、すぐ開演。

 

 

 

毎度お待たせしました、はじまりはじまり。

 

 

 

黒いハット(つばが広いタイプの方)に

白い模様が大きくバックプリントされてる黒のロングジャケット

(17年の共鳴の陣のジャケットと似てたような)

パンツも…黒かな?(グレー?何?)

な衣装のゼトさん登場。

 

ジュークボックスから流れるラジオの音量を上げると

「エモヤンが…」とか「阪神の…」

というパーソナリティーの声。

 

1、(謎の曲)~争う不可思議~極秘現代~争う不可思議

金属を叩いたような高い音と

ゆっくりな電子音の打ち込み。

それに合わせるように、トンッ………トトンッ………

というリズムで単音だけのピアノの音が続いていく。

(“ド”だったようで)

そこに、シャーシャーした音と

低いベェーーーーーーーーーーーーみたいな音が加わる

(擬音祭り申し訳ない)

そこからスッと入ってこないザワッとした

フレーズをループ。

 

長い長い異質な空間を彷徨って、争う不可思議へ。

しっとりとやわらかい音に変わるも

また新たな場所に迷い込んでいき

極秘現代のフレーズ(音源0:57~あたり)をループさせて

実体のないダークな色の何かが混じりあったような雰囲気に。

争う不可思議に戻ると、激しい打ち込みの音に変化。

強烈な怖いアレンジにざわざわしていると

MIDIキーボードとのピアノの二刀流で演奏。

その後、MIDIキーボードを笛のように口に近づけて持って

音も笛っぽい音で弾いてましたw

 

録音されたゼトさんの声がきこえてくる。

MIDIキーボードは歪んだエフェクトのかかった音に変わる。

ピアノであのーなんて言うんでしょうかあのー

トゥルトゥルトゥル~って一個ずつ速く鍵盤押していくやつ

グリッサンドではない方のそれ)

をループさせて立ち上がると、キーボードを持って

上手側のピアノの方に行き

ちょろっと音の確認みたいなことをして元に戻る。

(えっ何、今の?www)

 

ここから録音された色んな声が入り乱れる。

ボイスチェンジャーで甲高くしたような声とか

ゼトさんの声とかビリビリさせた声とか。

「音響システム」と「H ZETT M氏」っていうのは聞き取れましたが

ゼトさんの声は尋常じゃない癖のある喋り方で

ほぼほぼ何言ってるか分かりませんでした。

(もしかして、このページ読んでたんですかね?

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/facilities/hall/

 

あまりに予想が出来ない展開に

えっ終わったの⁉続くの⁉えっえっえっ…

ってなってたら次の曲が始まっていました。

拍手も出来なかった。 

 

むっずー!!!!!

この説明むっずー!!!!!!!

 

※最初の部分は一曲としての扱いだったようですが

 隙間なく次の曲に入っていったため

 このように書きました。

 

2、雫の模様

グロッケンのような音とファーーーみたいな音の打ち込み。

とともにゆっくりと始まる雫の模様の独特なメロディ。

あと、南国の木製の楽器みたいな軽くて乾いた音も加わった。

(なんだそのざっくりした楽器の説明)

 

その後から弦楽器的な響きの音に変わる。

一つの弦楽器だけではない複数の音の重なり。

ぶわーっと一気に音が広がっていく。

オーケストラで雫の模様を演奏したらこうなるんだろうなー

と想像しながら聴いてました。

雫の模様新時代へ突入。

 

腰のまがったおじいさん歩きで上手側のピアノへ移動。

 

3、永遠は見つからない~My Funny Valentine~永遠は見つからない

ジャジーなはじまりで音源とはまたガラッと

印象が違いますね。

粋な感じとまろやかな主旋律が心地よい。

頭も横にブンブン振ってノリノリ。

その流れからスイスイスイーッとMy Funny Valentineに。

(なんか聴いたことあるけど曲名分からず後から

Z友さんに教えてもらい、つべで聴いたらなるほどー!!!

ゼトさんやトリオさん以外の曲においてはそんなこと

ばかリですが)

だからこその永遠は見つからないのあのアレンジ

だったわけですね。

お洒落で濃厚でとろりとしたアレンジに。

これは曲名も分かって聴いてた方は鷲掴みにされたのでは。

その流れを引き継ぐように、永遠は見つからないに戻り

大人な展開にドキドキ。

音源のズンチャッチャの三拍子じゃない

リズムになっててあー全然違うーって思いました。

(もう限界お手上げw)

 

下手側のピアノに戻る途中で

真ん中くらいで止まってランニングマンw

 

4、ほろ酔いバランス~ユーモレスク

はやいテンポの打ち込みから。

賑やかで躍動感が凄いアドリブ。

音がぽんぽんぽんぽん跳ね上がってました。

ほろ酔いのままガッシガシに踊ってる感じ。

このほろ酔いバランス好きーなんて酔いしれていると

ユーモレスクに変わって、『きらきら☆すたんだーど』

とは全く違うジャズナイトらしいアレンジ。

陽気なんだけど渋さも入り混じる…

とにかく聴いていて楽しかった。

後半はサンプラーか何かから、ピュ~ン!というSEとか

イヨッ!とかイヨォ~!とか掛け声も流してましたw

音で遊び過ぎて最後自分で笑っちゃいながら終わってましたw

 

5、つなぎとめて

これまでとは打って変わって優しい音が響く。

こんなに優しいメロディなのに

ゼトさんのピアノって音の球みたいなのの輪郭が

ハッキリしてて独特なんですよねー。

 

ループマシンで音源だと3:08~っぽいところを繰り返してる間に

水をゴクゴク休憩タイムw

その後は、最後にかけてはやたら溜めてから弾いたり

してました。

さっきのほわんとした弾き方ではなく、なんと言うか

かくかくした弾き方に変わってました(なにその説明)

 

アドベンチャーの町・野木独演会と同じ

外国人女性の声で

「本日は二部構成となり、ここで一旦休憩です。」

という録音が流れると、続けてゼトさんがマイクで

「次です。」

また、「本日は~ここで一旦休憩です。」と繰り返され

もう一度ゼトさんが「次です。」と訂正アナウンスw

 

6、すりぬける

はいきた、テッテレテッテッテー!!!

(こう覚えてるから曲名すぐ忘れがち)

 

さっきのジャジーでしっとりモードから一転

なんかまた怖い打ち込みの音が流れてくる。

MIDIキーボードは甲高い感じの音。

更に、怖くて速いメロディをループ。

 

そのあと、右手でMIDIキーボード、左手でピアノの

二刀流弾きで魅せると

左右入れ替えて弾いてみたり。

 

 

出口を間違えながらゼトさんはハケていき

ダークでミステリアスで大人な第1部終了。

 

 

第2部

 

機材類が撤収されて、ステージはピアノ2台だけに。

ゼトさんは、ジャケットもパンツもシャツも真っ黒。

ライブでは珍しいような気がする黒の中折れハット。

 

ここんとこ独演会第二部のフォーマルな衣装が

素敵でいらっしゃってハフハフしておりますが。何か。

じゃあ第一部はどうなのかと言われたら

まほほほほほほーっていう感じです。(だから?)

 

ちょろちょろっと鍵盤を触ると、楽譜のページをペラペラ。

 

7、未完成ワールド

第1部っぽいイメージの曲をこっちで。ふむふむふむ。

冒頭のアレンジは力強めのグイッグイッと

押してくるようなそんな感じ。

それを弾きながら、右手左手と袖をまくる。

 

捲し立てるようなエッジききまくりのアドリブを挟み

音源のド頭のリフを高音にしたり低音にしたり。

最後は立ち上がって演奏していました。

 

モヤッとした渦のなかにブォォォーって吸い込まれて

違う世界に連れてかれたような気分。

 

MC。

「ありがとうございます。」という自分の声を聞いて

「響きまーす」とゼトさん。

ここでスペシャルゲストが来るということで

上手下手どっちから来るんだろうとキョロキョロ。

「まらしぃカモン!」

 

まらしぃさん登場。

初めてお顔拝見しましたが、眼鏡かけてらっしゃるんですね。

カジュアルな衣装に若さを感じるw

 

小さな白い紙袋をゼトさんに渡すまらしぃさん。

M「なに?」

ま「ハッピーバレンタイン!」

M「プライベートチョコって書いてあるw」

好きだなー本当、ゼトさんのこと好きだなー(ニヤニヤ)

ま「お久しぶりです」

M「まさか来てくれるとは」

ま「ゼトさんにチョコ渡したくて!」

好きだなー本当www(2回目)

 

M「即興をやりたいと思って…」

ま「何をやるかメール(でしたっけ?)で聞いたら

  『即興』とだけ書いてあった(笑)」

すごくシンプル。

 

じゃあ何やりましょうかとなり

「バレンタインですしね」と話しながら

ポロンポロンと弾いて合わせる2人。

芸人さんのネタ合わせ的なこの貴重な瞬間だけで

興奮してしまいました。(例え)

 

8、即興

まさしくピアノでお喋りしたり歌ったり

遊んだりしてるような、圧倒的技術と技術の音の絡み合い。

(最強な猛獣同志の甘噛みのし合いみたいな←)

今凄いの見てますよね…やばいですよね…という驚きと感動で

口パッカーン。(マスクしてて良かった)

最初にサビの『チョコレイト・ディスコ』のフレーズを

入れたのはまらしぃさんだったかな。

そこからゼトさんも続いてサビのフレーズを入れて

合わせて行ったような感じ…だったと思います。

 

笑顔で目を合わせながら、うんうんうんと頷く2人。

ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーー

独演会では絶対見れない表情!!!

 

後半の進むにつれて盛り上がっていくとともに

音数も増えてめちゃくちゃ速い。

ちょっとスローになったかな…というところで

まらしぃさんが「終わります?」(笑)

 

MC。

M「生音良いですね」

ま「ノーマイクですか?」

M「(ピアノの中だかを見て)ここに入ってます」

私の位置からは良く聞き取れたんですが

ステージ上だとマイクを通して話すとかなり響いて

聞こえないみたいで、2人でだんだん近づいて生声で

話したりもしてました。

で、2台のピアノの間にスッと入ってみたりwww

 

ま「僕、ゼトさんとやりたい曲があります!

  妖怪ジャズフェスティバルで共演出来たのが嬉しくて

  3回夢見たんですよ…あ、いや、2回見ましたw

  そろそろ桜が恋しいのではないかと…」

ということで、まらしぃさんがもう1回演奏したいという

曲が千本桜。

あと、ゼトさんがゲスト出演する5月のまらフェスの告知。

 

9、千本桜

皆さんご存じ伝説の千本桜です!!!

(意外とこれはやらないのではないかと予想して

前日につべで新曲の方を聞き込んでたんですけどヤマが外れたー)

 

2人が弾き始めた瞬間から

2台ピアノならではのミルフィーユ状になった音で

ホール中を取り囲まれる。

喜怒哀楽の色々な表情の音を聴いていると

平安時代の優雅な絵巻物を見ているかのようでした。

 

そこからのソロの爆発っぷり。

2人が大型バイクでウィリーしながら絵巻物突き破って

飛び出してきたみたいwww

ブインブイン言わせてアクセル全開のまらしぃさんのソロを

ぐっと支えるゼトさんのこの感じ痺れた。

その後のキュッと静かになるところで

ポロンポロンと弾くゼトさんの音がスッと沁み込んでくる。

そして、笑顔の2人。

 

とにかく嬉しそうに弾くまらしぃさんがかわいらしい。

跳び上がっちゃうんじゃないかってくらいに

脚が暴れまくってて、特に左足は結構空中に浮いてた印象w

むしろゼトさんより暴れん坊脚だったのではないかとw

そんな無邪気なまらしぃさんをお兄さんのように

音で包み込むゼトさん。

おいおいおいたまんねーぜ、おいおい。

トリオさんの時はわちゃわちゃしててヤンチャなゼトさんが

こんなにも風格すら漂うお兄さんになった姿が見れるなんて…

全国のZなお母さん達はきっと泣いているだろうよ

かく言う私も…うぅ…(←)

 

M「スペシャルゲスト、まらしぃさんでした!」

握手をする2人。

 

「では、一人寂しく…」

 

10、Journey ~Neo Japanesque~Everything~気分上々-Woo-he!!-

       ~Fiesta~SEVEN~Beautiful Flight

うーーーーーわわわわわわわわわ!!!!!!!!

良いとこ取りの贅沢極まりないメドレー。

バレンタインスペシャルのスペシャルサプライズな

スペシャルメドレーはこれでしたかー!!!

ゼトさん仕掛けますねー。にやにやにやにやにや。

しかも、スペシャルゲストの後にもってくるあたり!

にやにやが止まりませんなぁーハハハハハ!!!

 

しかし、お察しの通りジェットコースターに

乗っているかの如く、景色が目まぐるしく変化していって

それを追いかけるのに必死で噛み締める余裕もなく。

というわけで、各曲少しずつ。

 

Journeyはとっても上品な始まり。

トリオver.のラテン風味とは違う雅やかな感じ。

初めてのピアノver.に浮かれてJourneyの耳になってたら

ネオジャパに変わっていてビックリ。

サビの前あたりからサビまでくらいで結構短めだったような。

(ライブでも音源でも何十回も聴いてるのに曲名忘れて

プチパニックで、MVがサビ入るとこでゼトさんが跳んでて

ライブだとサビで手振る曲…あれ、このMVのゼトさん

着物着てるな…えーとえーと…ネオジャパァァァー!!!

と手繰り寄せてたら終わってました)

情熱的だったってことは記憶に残ってます。

 

Everythingキターーーーーーーーーーーーーーーーー

ミューザだし演奏してくれたりしてしないだろうか…と

密かに期待していましたー!

イントロ終わりからの柔和な一音一音が心地よくて

目閉じて聴きたくなってしまって10秒くらい閉じてた。

(敢えて見ないというのはむしろ究極の贅沢なのではないか

というバカな説を唱えてみる)

サビに入る直前の音源だとベースと混じりあうところが

印象的ですごく耳に残っています。

お待ちかねのサビはもう言葉が出ませんね。

ミューザでこの曲を聴けた嬉しさを抱きしめて(曲がちがいます)

 

気分上々。こちらはジャジーに決めてきました。

ほっこりと懐かしくなるサビはピアノだと

お洒落さが増し増しになりますね。

いぶし銀を感じさせるFiestaのサビを挟んでSEVENへ。

音が弾丸みたいになって

寸分の狂いもなく正確に打ち抜いていく様を

目撃致しました。これ…フルでやったら凄いだろうな

 

そして、大トリBeautiful Flight。

脳天ブチ抜かれるあの最初のリフ……

うあぁぁぁーーーーーー嘘でしょーーーーー!!!

もしやBeautiful独演会初登場なんじゃないの!?と思って

大発見と言わんばかりの薄ら笑いを浮かべながら

今、独演会読本のセトリ集を見てみたら

昨年の初四国の陣で演っていましたー。

(こんな時に瞬時に確認でき、尚且つ勘違いの気まずさを

愛くるしいゼトさんを見て帳消しに出来る

H ZETT M ピアノ独演会読本』好評発売中)

 

サビの入りの粋なアレンジからの

爽やかな風か吹いてくるようなメロディ。

そして、その後の鬼のようなアドリブというギャップが

ピアノだと更に引き立っているように感じる。

最後のサビは伸びやかな音がホールをかけめぐる。

 

目元を拭っている方が多くいらっしゃったのが

後ろから見ているとよくわかりました。

 

(全然どうでもいいんですけど

私が独演会で聴いたことのあるトリオさん

Wonderful Flight、Happy Saturday Night、Fusion in Blue、

幻想ノスタルジック、炎のランニング、New Design、Birds Fly

どれとも被ってない…ふふふ…薄ら笑い再び)

 

11、水の流れ~ボレロ

す、す、す、す、す、すごい!!!!!!!!!!!!!!

よく響くこの会場の為に作られた曲だろうか?

と思う程に、音とホールがシンデレラフィット。

ぷるんとした水の玉が降り注いで

最後にはたっぷんたっぷんになった水の中を

漂っているような、そんな数分間でした。

 

目でも耳でもない脳内体感型音楽とでもいうのでしょうか。

電子的なことは何もないのに、未来的なものを

感じてしまったりもした。不思議。

 

前半で右手を高くあげてみたり

後ろにシュッと振ってみたりもしてましたwww

 

そしてボレロへ。

体中を戦慄が走るようなゾクゾクするアレンジ。

ほぼ原形はとどめていなかったのではないかと。

そのくらいに炸裂していました。

現代的で細かく刻まれたアドリブが耳に残る。

闇を感じる前半から最後に向かって

徐々に明るくなってきたような展開でした。

 

「最後は喜びのテーマという曲をやります。

 今日はありがとうございました。」

 

12、喜びのテーマ

音源でも独演会でも聴く度に

なんという作曲家さんなんだこの方は!!!

となってしまうんですけども。

やはり今回も思いましたし、今聴き直してまた思いました。

最初の部分は非常に軽いタッチで、繊細に。

サビの前あたりとか、何度か登場する冒頭のフレーズは

速くというか細かくというかそんな感じに崩していました。

 

 

アンコール。

独演会Tシャツに着替えたゼトさん。

蛇行しながらピアノへw

 

「ありがとうございます!

 …自分の声が聴き取りにくくて。」

場所によって聴こえ方がこんなに違うもんなんですかね。

 

しらすがあるんですけど…」

ここで“しらす”と言う名の“知らせ”を。

5月以降に東京、愛知、福岡での独演会が決定。

「ひとつひとつ拍手ください」

ということで、一か所ずつ日にちを場所をゼトさんが

発表するごとに盛大な拍手を送るオーディエンス。

そしてその度にポーズを決めるゼトさんw

 

入場時に貰ったフライヤーの中に既に

このお知らせが入っていまして

隣の席の方がこのフライヤーを見ているのを

勝手にチラ見していたら、『九州』という文字が

目に飛び込んできた瞬間、心の中で歓喜の雄たけび。

九州の皆さんおめでとうございます!

 

(ただ一つ言いたい…

 

8月29日…

台風の野郎絶対に来るんじゃねーぞ

来やがったら目ん玉根こそぎ引っこ抜いて

甘辛の煮つけにして美味しく頂いてやるからな

この野郎馬鹿野郎

 

と、東京の地から無事の開催を心から願っております!)

 

愛知で開催ということで、名古屋出身のまらしぃさんから

貰ったあずきバタージャムが美味しくて

東海地方に行くといつも買う、というゼトさん。

(現場では「杏子」にしか聞こえなかったんですけどねぇ

あれかな?ホールの反響のせいかな?www)

 

13、新しいチカラ

ん?なんだなんだ?このクラシックな音の流れ。

アドリブ?いや違う、絶対クラシック的な何かだ。

そんで結構すぐに、新しいチカラの最初のフレーズに入って

またなんかクラシック的な何かが挟まってから

サビの装飾音が素敵だったのと

低音の現代的なアレンジうほうほしてたら

後半のサビ前でちょっとフリーズして

最後にかけては速すぎるくらいのスピードで

長めに突っ走っていって

あっという間にゴール。

 

最後は出口の扉を間違えて

壁にぶつかりながらハケ

(いつもありがとうございますwww)

 


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いやはや、ハードで大人な独演会でした。

バレンタインだし幻想的な会場だしラブリーな

ラインナップでくるのでは…

(もしかしてもしかしたらゼトさんのチョコレイト曲も

登場なんかしちゃったりして…)

なんて安易な予想は華麗に覆されました(にやり)

初っ端からハードで鋭角な曲をぶっ放され

大人な雰囲気漂うアレンジの数々に翻弄されると

2台ピアノの破壊力にド肝を抜き

トリオメドレーのスピードに圧倒され

気づいたら放心状態で座っていました。

 

今回の貴重なまらしぃさんとの共演。

私は初めて2人の生演奏を聴けてもちろん嬉しかったのですが

2台ピアノの動画がきっかけでゼトさんのファンになった方や

2年前の妖怪ジャズに行った方は

きっと更に喜びも大きかったのでは。

あの2曲とゼトさんにチョコを渡す為だけに来てくれた

まらしぃさん…ありがとうございます(^^)

手の動かし方も音色も面白いくらいに違う2人の

ハーモニーに感激でした。

(目も耳も脳も追いつかないし

忙しいったらありゃしなかったですけどねw)

 

EverythingのMVを見ていてミューザは

どんなところなんだろう行ってみたいな

とずーっと思っていた夢も叶いました。

(次は…ぜとり…お…で……)

 

何度目の独演会だろうが

新鮮に驚かせてくれますね、ゼトさんは。

 

 

 

こんな素敵な音楽を聴いた

バレンタインのスウィートでロマンチックな夜はこれに限る…

 

焼き鳥とビールと焼酎で

カンパーイ!!!


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