いろいろ(仮)

H ZETTRIO/H ZETT Mファンによる…ライブの感想とかセトリとか感想とか…

Keyboard magazine presents H ZETT M ピアノ・アレンジ・コンテスト&ライブ2020

2020年2月2日

東京・音楽の友ホール

 

昨年9月から行われた一次審査、二次審査を

勝ち上がっていった出場者8名による

ピアノアレンジコンテストの最終審査。

 

毘沙門天でおなじみの善国寺や

昔、芸者さんが集まる花街があった小道

(ヒイさんが好きそうな路地裏がたくさん)

で賑わう神楽坂通りをひたすら進むと

会場である音楽の友ホールがひっそりと。

 


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既に大勢の方がホールの前で待機。

トリオさんやゼトさんのライブの時とは違う空気で

聴くだけなのになんだかソワソワ。

そしてライブではないこうゆうイベントは

初めてだったので物凄く新鮮。

 

整理番号順に入場するとロビーの壁に貼ってあった

独演会読本に掲載されている選りすぐりの写真パネルが

来場者を歓迎してくれました。

(かわいいかわいい言いながら写真をパシャパシャ)

 

ロビーには、ハイドンやリスト、モーツァルト等の

かなり古そうな楽譜が展示されてて興味深かったです。

それぞれの表紙のデザインが非常にお洒落。

(中身は私にゃちんぷんかんぷんなのでスルー)

 

最新の『H ZETT M ピアノ独演会読本』と

念願の念願の念願だった

ムック本『改訂版 ヒイズミマサユ機×H ZETT M』を

受け取る。

 

うおぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

やっと…やっと…あの幻の本が…やっと…


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本屋に行けば無いとは分かっていてもなんとなく

検索機で検索してみたり

古本屋を見つけたら立ち寄って探してみたり

遠征に行けばブックオフを検索して行ったり

(ある地方のブックオフにあったキーマガは

 ヒイさんの連載ページだけ全て切り取られてた

 なんてこともありました 苦笑)

 

それくらい探し続けていた本でした。

こんな夢みたいなことがあっていいんですかぁぁーーー

あー嬉しい。本当に嬉しい。

じっくり噛み締めながら読ませていただきます。

 

独演会読本の方は棚から牡丹餅と言いますか。

ムック本再販だけでも嬉しいのに

今までの独演会の写真とセトリが…まとめられてると…

ご褒美が過ぎる(感涙)

 

しかもポストカードも貰えましたー!
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昨年発売されたキーマガのゼトさん表紙の写真!!!

切手のところがいいお鼻でかわいい。

なんだこの神がかりセットは!!!

 

さぁ、中に入りましょう。


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横長のフロアでステージを180度囲うような席の配置。

キャパ200人なのでとても小さくて

どこからでもよく見えるホールでした。

私は上手寄りの後方、扉付近の席を確保。

十分近い!こんなよく見えるの久しぶりだ。

 

開演前の会場内にはゼトリオの曲が流れてました。

 

 

いよいよ最終審査スタート。

司会の方が登場し、趣旨説明。

前回の速弾きコンテストから6年ぶりの開催だそうな。

 

司会の方に呼び込まれ

まずは審査員のキーマガ編集長が

上手側のステージ横にある扉から登壇。

女性の方なんですね!

 

続いて、審査委員長のH ZETT Mさん。

編集長と同じ扉から登場すると思いきや

私が座っていたそばにある後ろ側の扉から登場!

ひぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーー!!!

近っ!うわー近っ!!!

盛大な拍手とともにゼトさんの顔ここぞとばかりに超見た←

近くで見るとより分かる。顔ちっちゃ。

 

シルクハットに黒(黒じゃない?濃いグレー?)の

ジャケットとパンツに中は白シャツ

(縦のラインにフリルみたいなのが付いててかわいかった)

先日のアドベンチャーの町・野木独演会の第2部と

同じ衣装?でした?

 

ステージに上がるなり、編集長・ゼトさん・司会の方と

3人横並びで話すところなのに

グランドピアノの方に下がっていっちゃって

相変わらずのワンマン以外だと猛烈に控えめゼトさん発揮。

 

今回のアレンジコンテストについて

「全員にH ZETT M賞をあげたいくらいです」とゼトさん。

見に来れなかった参加者の皆さんにも届けー!

と思ったこの言葉。

 

諸々挨拶が終わり、審査員席への移動を促され…

席がある位置を見て「あそこですか?近いですね」

下手側(正面ブロックの隣のブロック)の

一番前に審査員席が設置。

 

「授業でやる気がある人みたいな…

 普通なら後ろの方ですよね」と笑いながら

つっこむゼトさんwww

(大学生ヒイズミさんの授業の席はどこらへんが

 定番だったんだろうか…とふと想像したりしなかったり)

 

たくさんのオーディエンスに見守られながら席へ。

(ゼトさんは別室で聴くのかと勝手に思っていたので

 まさか審査員席があるなんて思わなかったです。

 ゼトさんを横に演奏する出場者の皆さんを思うと

 想像しただけで身の毛がよだつ←)

 

課題曲は「炎のコンテクスト」

ニレさんのベースとコウさんのドラム音源を流して

それに合わせてピアノでアレンジをする

という形で進んでいきます。

 

しかし最終審査については、ど素人中のど素人の音楽のおの字も

知らない私が何か言うのはおこがましいのでやめます。

でも印象に残ったことメモを少し。

 

1番目の方 パフォーマンスを含めてダイナミック

2番目の方 繊細な音 優しい響き

3番目の方 スピード感 音が太くて強い

4番目の方 終盤の盛り上がりが凄かった

5番目の方 華やかな音の中にテクニカルな遊び心

6番目の方 洗練 ソロ部分おしゃれ

7番目の方 リハモナイズが楽しくてユニーク

8番目の方 情熱的 スッと耳に入る

 

同じ曲でもこんなにそれぞれ個性が出るんですね。

何も分からない私ですら、全然違うのがよーく分かりました。

大勢の人が見てる中で、しかもゼトさんを前に

最後までやり遂げて個性が光るアレンジされた皆さん

結果関係なく心から大拍手だし、考えれば考える程感動ですし

最終審査出場本当におめでとうございます!

と、この場を借りて。

(何度もキーマガのコンテスト企画に挑戦して

今回初めて最終審査に来れたという方もいて

感慨深かったです)

 

 

審査中のゼトさんはほとんど見えませんでしたが

一瞬だけ青い鼻と黒い目が数センチの隙間から。

うんうんうんと曲のリズムに乗りながら

演奏者を見ていました。

 

演奏ごとに審査員が感想を言うんですが

シンプルかつ的確な感想になるほど!ってすごく思った。

「左足が良かった」「強弱」

「IQが高い」「三連が良い。これは私も今度やろうかと…」

などなど言ってました。

 

司会の方とのやりとりもなかなか面白くてですね。

ある出場者の方について「コメントからもIQの高さが伺える」

とゼトさんが言ったんですけど

何言ってるか分からないMCでお馴染みのゼトさんなので

司会の方にも言葉が届かず「ちょっと聞こえなくて…」

言われてしまう場面もw

 

司会の方が3回くらいゼトさんのことを

ヒイズミさん」と呼んでしまって

別人ですと言わんばかりの戒めの咳払いをするゼトさんw

(そのつどリアクションとってたようですが見えずー)

(司会の方面白かったです、ありがとうございます)

(いつもヒイズミさんって呼んでるんでしょうねw)

 

あと、6番目の方がBRICK&GLORYで行われた

フラッシュモブ企画に鍵盤ハーモニカで参加されていた

というのを聞いて

Flash mob!」となぜか発音良く言ってました。

 

 

ここで最終審査終了。

15分の休憩中に、審査員の2人は別室で選考。

 

 

H ZETT Mさんのミニライブ。

 

PCやら楽譜やら荷物多男で登場。

PCのどこかを押してしまったのか「ドス!」って

鳴ってましたw

 

「オマケということで…」

言葉少な目に演奏へ。

 

と、思ったら一回座ったあとに立ち上がって

椅子の高さの調整。

(出場者の方の高さになってましたもんねw)

 

1、森のくまさん

PCから打ち込みの音。

「ある日」…………………(10秒くらい無音)

「森の中」……………………(再び無音)

 

「花咲く森の道」………………(ひたすら無音)

「くまさん...........................に………………」(途切れ途切れ無音)

 

無音の時は当然のように打ち込みの音が止まってて

鳴ってるところだけゼトさんが合わせて弾く

といった感じ。

 

無音の世界から

ドラムの音がズンチャズンチャと鳴り出して

あとからベースの音も加わる。

怒涛のソロ。

 

先程のアレンジコンテストの真逆を突く引き算のアレンジ。

無限大の想像力に目が点になりました。

(PE'Zの『日本のジャズ』に入ってる

おもちゃのチャチャチャ”のヒイさんのソロ部分を

思い出した。なぜだか)

 

2、未完成の現代を

おぉー久しぶりのこの曲。

ところどころかわいくアレンジされてました。

音源1:24あたりからのくだりの不思議な世界に入り込んだ感。

その後のサビは立ちながら力強く。

 

(1曲目と分けて書きましたけど、間髪入れずに始まったので

つながっていたのかもしれないです)

 

3、ボギー大佐

弾むような音の冒頭。

ボギー大佐か分からないくらい崩してました。

おしゃれなアレンジに。

1周目が終わって長めのアドリブ。

めちゃくちゃジャジーだったけど

丸くて男の子感溢れる雰囲気。

 

打ち込みでブーブーブーみたいな音。

(一昨年の7月に名古屋のラジオにゼトさんが出演して

ボギー大佐生演奏した時と同じような音でした)

ズンチャズンチャ鳴り出して

アバンギャルドなアレンジ。

 

 

演奏が終わり、マイクを口元に。

「スー……」

なにやらページをペラペラ。

そして何も言わずに置く。

(すごい聞く気満々で待ってましたw)

 

周りを見渡しながら

「いや~良いホールですね~」

 

4、Get Wild

打ち込みはシンバルみたいな音と

チュクチュク音(スクラッチではない)

 

先程コンテストで編集長が使ってた言葉を勝手に頂くと

非常に流麗。

流れるような綺麗な響きが美しく。

 

構成をかなり変えていて

後半でやっとサビに。

無音のところが印象的でした。

 

 

「余興をお届けしております」

Mr.謙遜。

 

5、炎のランニング~Birds Fly~炎のランニング

イントロの鬼崩しときたらもうそれはそれは。

かなり長めでした。

クラシックな風味を織り交ぜた流れになり…

Birds Flyへ。

タンゴみたいなラテンチックなアレンジ。

うぉー!!!これが噂のゼトさんver.ですか!

表情が全然違う。

あっという間に炎のランニングに変わり…

猛烈なスウィング感。

立ちたくてしょうがなくなりました。

ラストはクラシック風味に舞い戻る。

 

 

最後の曲が終わって司会の方が登場。

全ての荷物を持ちハケようとしたところを呼び止められて

「えっ?」と声が聞こえてきそうな表情で

司会の方を見るゼトさん(笑)

このまま審査発表に入るそうですwww

 

おもむろに水をゴグゴク飲み始める。

だいぶ長いこと飲んでたw

そして、その音を拾う為にマイクを喉に当てる。

さすが2年連続今年の漢字が“水”の男である(違)

 

編集長も登場し、発売する本の告知。

改訂版のムック本の表紙を見て「似てますね~」

そう、司会の方が「ヒイズミさん」と言いまくるくらい

そっくりです。

 

その後、タイマーを持って

ボタンをピコピコ押すと、ポッケにしまってました。

ミニライブの持ち時間を計ってたんですかね。

 

 

審査発表。

 

出場者の皆さんが登場。

前にどうぞ、という感じで最初の登場の時みたいに

どんどん後ろにさがるゼトさん。

 

司会の方が進行してる間

後ろの壁触ったり、手あげてみたりwww

 

結果は…

キーボードマガジン特別賞は7番の方!

最優秀賞は6番の方!

(番号言われても…て感じですよね、すみません)

 

ゼトさんからメダルを授与。

それぞれ2人に感想をと言われて

「素晴らしかったです」とシンプルに言ってましたが

素晴らしいものは素晴らしいに尽きるし

言葉なんかいらないんですよね。

 

更に、他の6名の皆さんにもゼトさんから

敢闘賞のメダルを一人一人に。

そうですよね、みんなに贈ってもらえて良かった(涙)

 

本当に素晴らしい演奏とアレンジを

ありがとうございました!!!

 

 

 

沢山の奏者の方の演奏を聴いて

ピアノの面白さを感じた1日でした。

同じ曲を同じピアノで弾いても

全くという程違うって本当に不思議。

もちろんその個性を音にして表現することができる

技術があっての、あの演奏でありあのアレンジであり。

聴いてるこちらも勉強になりました。

 

アレンジで競うというのも、違いがはっきり分かるので

私のようなど素人人間でも物凄く楽しく聴けて

是非ともまたこのような企画があれば

見に行きたいと思いました!

 

ゼトさんのオマケ的余興は

ワンマンではないからかカバー曲がふんだんに

盛り込まれていて、ゼトさんを知らない方にも

もちろんファンも楽しめるようなセットリストで

新鮮でした。

オマケとは思えないくらいの、綿密に作り込まれた

演奏祭りでしたけどねw

(5曲も聴けると思わなかったし、あの森のくまさんは

かなりの衝撃波でした。)

 

しかし、ゼトさんは白いですねー

後ろの壁の色とほぼ同じでした(なにその報告)

 

 

さてさてさて…

サイン会ですが…

 

座っていた席により流れでサイン会列の

だいぶ前になってしまい

緊張する暇もなく私の番に。

 

とりあえず、束の間の待ち時間にサインしてもらう場所を決め

スタッフさんに場所を伝えて本を渡す。

 

うわー昨年のこどもの日以来だー!

間近のゼトさんーうわぁぁぁー!!!

なんて思ったのは一瞬で。

 

気づいたら伝えたところでなはいところに

サインをスッスッと書き始めたゼトさん。

 

私も別に書いてくれるだけでありがたいんだから

どこでもいいじゃないかと今思えばそうなんですけど

思ったことがそのまま口から出てしまい

 

「あああああああー!!!そこじゃなくて…」

 

と、すっごいしっかり言ってしまったら

ゼトさんも「あー」ってなっちゃって

瞬時にどうしようか…でも時間がない…と考えたゼトさんは

希望していた白いページに

摩訶不思議なマークを小さく描いてくれました(爆)

 

最後に「昨日のハピサタ面白かったです!」と

一言ねじ込んで立ち去ろうとしたら

「えっ?」と聞き返されてしまったので

「ハピサタ面白かったです!」ともっかい言って

「あぁ、ハピサタ。はははは」(にっこり)

 

ゼトさんの顔を見た記憶が1秒にも満たないくらいしか無いですが

コンテストの登場時にがっつり拝めたので

全く問題なーし!!!

そしてお礼言い忘れたぁぁぁー!!!!!

バカー私のバカー!!!

ゼトさんありがとうございます!!!

 

以上、ソクドのサイン会報告でしたー。

 

 

コンテスト見れて素敵な余興見れて

本買えてサインもらえて

2月2日、なんて日だ!!!!!