いろいろ(仮)

H ZETTRIO/H ZETT Mファンによる…ライブの感想とかセトリとか感想とか…

ピアノ独演会2021SP 夏 ~八ヶ岳の陣~第三章

2021年6月12日

長野・八ヶ岳高原音楽堂

 

 

【!注意!】

感想です

ただの思い付きです

色々余計なこと書いてます

 

 

 

2月の独演会以来の現場て。

今年行ったの豊田、八ヶ岳八ヶ岳で全部独演会て。

なにこの異常事態。面白い。

 

そんな4か月…

足をぶつけて小指が世にも奇妙な色に変色したり

初めて観た映画『STAND BY ME』の堂々たる名作っぷりにのたうち回ったり

二分音符とか四分音符とかの意味をやっと理解したり

(えーこれ教わったかなー授業でーやってないでしょー知らないけど)

ゼトリオ沼から他の沼に引きずり込まれだいぶ深い所で潜水してたり

 

色々あったけれど、私は元気です。

 

 

てことで

切符を買うのに券売機と格闘し

新宿駅でホームを間違え

乗り換えで挙動不審になり

盛大に遠征のブランクを感じながら

今年2度目の八ヶ岳に到着。

 



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涼しい、いや、寒い!

 

諸々をあれして音楽堂へ。


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あら、今回は真っ赤なキーターはございませんのですね。

(まぁいつもはあるかないかすら気付かないのですが…)

あ、席の抽選は下手側でした。前回よりはそこそこ前進。

 

 

第三章開演。

第1部。

 

静かな中にも期待と興奮で音楽堂がパンパン。

そんな空気を切り裂くように下手の扉からH ZETT Mさん登場。

PCとかMIDIキーボードとか色々持って相変わらず。

 

席が下手側だったこともあり

割りと近くで登場のゼトさんを拝見できたんですけども

登場の瞬間、平面ではないというか画面の中じゃないゼトさんに

うわっ!!凹凸!!立体的!!等身大!!うわっ!!

 

からの、眼力。眼力王H ZETT M

あのブラックホールのような真っ黒い目を

この距離感で見てると吸い込まれそうになりますね~

いいですね~

薄い眉毛もいいですね~

えぇ、えぇ、えぇ………

 

衣装は、黒の丈が長めのパーカーとパンツで

チェーンみたいなのがダラーンとしてたり

パンツの横に長いファスナーも。

ツバの広い紫のハットは向って右側だけに

小学校の理科で使う顕微鏡のスライドグラスサイズの

短冊状の飾りがついてて(短冊の片側が丸まってクリンってなってた)

独特なデザイン。

お似合い。

(飾りの例え違うな、きしめんを7、8㎝くらいに切ったくらいの…

いや、中野の都こんぶくらいの…

うーん、一般的な付箋より少し細いくらいの…なに一般的って)

 

1、森のくまさん~(ドラえもんのうた)~森のくまさん

早速ワンフレーズをループさせたところから

「ある日 森の中~」のメロディが重なる。

おぉ!第2章に続き、森のくまさん再び。

ループさせてるせいか、森を彷徨ってるような感じ。

で、突如ドラえもんのうた(に聴こえたけど違ったかも)に変って

おっと!H ZETT M選手!

これはお馴染みの七変化ジェットコースターメドレー突入か!と

一瞬覚悟しかけたところでループが止まり

どジャズな森のくまさんが近づいたり離れたり

またループさせながらスピードアップ。

 

森の中で聴く森のくまさんはまた格別。

ジワジワと遊んでるアレンジがジワジワ沁みる。

 

 

ゆらゆら揺れながら次の曲の準備。

スタンバイしながら、右手でハットの例の飾りを

クルンとさせていじくってて

あのクルン、ゼトさんも気になるのかな、と思った。

 

2、Never Ending

弦みたいな音の打ち込みとノイズに合わせて

繰り返されるあのフレーズ。

合うー!デジタルで異空間な打ち込みとめちゃくちゃ合うー!

途中のアドリブの時の手元がスライムを掴んでるような

動きで嘘でしょって思った。

(とにかくなめらかだったと言いたい)

曲調が変わるところからは鐘みたいな音も。

4連発のとこはトリオver.と違ってやわらかい感じ。

こっちもオリジナルだっけ?と思えるくらいに

スッと耳の細胞を刺激してきた。

これは凄い。

 

3、Happy Saturday Night

サンプラーから(だったか)ボイパではないんだけど

声のリズムみたいな。声の主はゼトさん。

それに合わせて、リアルゼトさんもマイクを持って声出してたw

「ヤッツッツ カッツッツ…」とゼトさんの声(これはサンプラー)と

パーカッションの音。

ゼトさんがMIDIキーボードでベースみたいな低い音色で演奏を始めると

どこからともなくHappy Saturday Nightへ。

ベースの音色がメロディをますます渋くてダークな世界を引き立てる。

立ち上がって(はじめから立ってた)右脚上げたり

色々アクションしながらアドリブの速弾きが痺れる。

サビに戻ると、右手MIDI左手ピアノの二刀流。

MIDIはエレピのような音色…だったかな?

先程の「ヤッツツカッツツ」も再び登場。

ハピサタの世界にのめり込んでたのに

このゼトさんの声が入るとなんだか力抜けてしまうw

MIDIキーボードだけになり、ゆったりとしてるけど

男性的が煙草ふかしながら弾くような…そんな妄想をしてたら

ボサノバ風味のアレンジに変わって

最後はオーディエンスに向き合って椅子に座って

演奏してくれました。

そして、締めの「ヤッツ」(短い)

 

MIDIキーボードで弾いてた

今回のハッピーサタデーナイト好きぃー!!!

 

4、欠落のテーマ

どっしりと重厚なイントロからの

透明感のある澄んだピアノの音が美しい。

その後に冒頭のフレーズをループさせると

MIDIキーボードでアコーディオンのような音色。

弾きながら立ち上がると、下手の幕をじっくりと確認し

ちょっとゆらしてみたり。

ピアノの前に戻ると、キーボードをアコーディオンみたいに

縦に持ってアコーディオン奏者のマイム。(だった思うw)

軽快なステップも踏んでたw

右手はピアノ、左手はキーボードで3拍子的なリズムがかろやか。

最後はピアノだけでまた重厚に。

 

あの欠落のテーマがこんな口当たりまろやかに変わるんですね。

音源だと濃厚なのに。

2月の界限定配信LIVEから早くも生演奏で聴けて嬉しかった。

 

バサッ!!っと勢いよくパーカーを脱ぎ

背もたれにかけると、すぐに次の曲へ。

 

5、存在証明

どっかで絶対聴いたことあるな…と考えるも

「いいえ私は…」とさそり座の女が思考を邪魔してきて

最後まで勝手に存在証明-さそり座の女remix-

として聴いてました。(全然違います)

ミディアムテンポなビートの打ち込みと

情熱的なあのメロディ…確実に体温上昇してたかと。

私の右足は無意識にリズム刻んでいました。

体温上昇とともに演奏もどんどん熱くなっていき

アドリブで連打爆発したところからのスローダウンで

ズッチーズチッチーのフレーズがまぁぁぁ~心地よい。

 

6、ほろ酔いバランス~風待月~タイガーインド~ほろ酔いバランス

ジューキボックスとか諸々が置いてある台に

立てかけていたキーボードを床に置いたままの状態で

左手で叩くように鍵盤を押しながらパーカッションの音色。

コミカルになったりゆっくりになったり

力強くなったり静かになったり次々と変化。

からの風待月。

おぉぉぉー!!

トリオ曲スーパーサプライズはこう来ましたか!!

 チラッとこちらを見たりしながら

非常に鋭いあのメロディが突き刺さってくる。

ピアノひとつだと鋭さ倍増。

タイガーインドに変わると、サンプラーから

「ハッ!」とか声的な音でSE遊び。

Aメロ(でいいんですか?)の一番インドっぽいところが

めちゃくちゃ速かった。

あと、やたらピアノの側面を触ったりしてました(右側)

そして、ゆらゆら揺れながらほろ酔いバランスに戻る。

今にはじまったことではありませんが、すごい組み合わせw

 

「次の曲が終わったら、休憩です」との

軽いインフォメーションを挟んですぐに1部ラストへ。

 

7、エーデルワイス~大西洋レストラン~ネクタイしめて~踏み出すニュー

ゲームの攻撃音みたいなのと風の音が最初に聴こえてきて

合わせてゼトさんもブルブルしてると

エーデルワイスへ。

めちゃくちゃ刺激的なエーデルワイス

そして速い。

気付いたら大西洋レストランに変わっていて

すごい途中から始まったような。(気付くのが遅かっただけか)

合間に両足を180度開いたバレエの立ち方(アンデオールて言うらしい)

みたいなのを突如披露すると、オーディエンスから拍手が。

謎の時間過ぎて笑うwww

ネクタイしめてに入ると、さっきの「ヤッツカッツ」をはじめ

「ヨッ」、Z界のテーマの「Z!」、パッカッションなど
サンプラー祭り。

その時のピアノがどんなんだったかは全然聴いてませんでした←

タンバリンの音も重ねてまして、後半はそれに合わせて

ネクタイしめてらしい一音一音強めの演奏。

その際の背中が非常に丸かったことも合わせてお知らせ。

最後に踏み出すニュー。

この音楽堂で鳥のさえずり(サンプラーより)とともに聴く

川の流れのような踏み出すニューなんて

そりゃ合うに決まってますもの。

途中で耳に手を当ててさえずりを静かに聴くゼトさんw

 

 

第2部

 

水色のジャケットとパンツ(いや、パンツは白っぽくも見えたような…)

で背中には大きな桜の模様。

模様の下がパカッと大きくスリットが入っていたのが

なんだか変わった作りだな、と。

ハットはグレー。

 

背筋ピーンとしながら登場。

 

8、残酷な天使のテーゼ/高橋洋子

えぇぇぇー!!!!!なんか超意外な曲ー!!!!!

3D PIANOの勢いで駆け抜ける感じではなく

イントロからお洒落で崩し満載だけど

シンプルに魅せるアレンジ。

アドリブはお洒落はそのままにネクタイしめて風味で。

サビの「この宇宙を抱いて~」のくだりはモダンな雰囲気。

 

素敵な2部になりそうな予感がしてワクワク。

 

9、「群衆のクロスポイント!」

個人的にですが初めて生で聴いたので

この曲名をPCで打ち込んでるだけで、おぉ~となっています今。

冒頭あたりで、片手はピアノを弾きながら体は

椅子の周りを一周するという独特な奏法をあれしてたり

コントラバス奏者にも化してたり

わちゃわちゃしながら語り掛けるようなメロディ。

バックの大きな窓を指さすと、そちらに向かって

手を振ったりもしてましたw

後半の曲調が変わるところから、ピアノの中に向けて

手を振りかざして何やら指示。

中にいる何か達がこの音色を出していて

ゼトさんはそれの指揮者だったんですねー。なるほどー。

かなりアグレッシブに指示されていました青鼻指揮者さんwww

 

MC。

「ようこそいらっしゃいました。H ZETT Mです。」

 

今言った「ようこそ」という言葉が自分の中で

しっくり来るというゼトさん。

「2週間程レコーディングをしていまして。

 ずっといたわけではないですけど…」

えぇーΣ(゚Д゚)…ザワザワするオーディエンス。

「今までは私も行く立場だったけど

今回は(お客さんを迎えて)“ようこそ”な感じがする」

とのこと。

「年内には…という噂」

いきなり待ちに待った情報をぶつけられて

耳の穴が閉じ掛けました。

音源!?年内!?レコーディング!?…え、ここで???

え?

 

「短いのを一曲。イメージは夕方です。」

と次の曲紹介をしたところで、景色の感想をポロポロと

言いだすゼトさんw

「緑が綺麗ですね…

 この音はセミだそうです…」など。

全然気付かなかったですが、よく聴いたら

かなりシャーシャー聞こえる。(ミンミンではなかった)

 

10、(夕方のイメージの曲)

『ある朝』の雰囲気にも似たような感じもあるんだけど

どことなく切ない…そんなようなイントロ。

ヨーロッパのどこかの国の田舎に流れる小川を

ぼんやり見ながら佇む日曜日の夕方

といったところでしょうか、私の妄想の記憶を辿ると。(知らねーよ)

ゼトさんが振っていた通り、本当に短い曲でしたが

短くてもこんな妄想をしてしまうくらいに

曲の個性が伝わってきました。

 

演奏終わりに

「何も音を出さない時の蝉がいい感じですね」

2018年の野音の時も虫の声が素敵なスパイスになっていましたね

そういえば。

 

11、嬉しさを抱きしめて

崩しまくりの導入部分がたまりませんね~

このこねくり回し感。

やはりこの曲は味付けが映えるというか

引き立つというかなんというか。

音源1:35~は情緒的なアドリブがじんわり沁みてきてですね

温度高めのアドリブも好きですが

今回のタイプもいいですね~(結果お前全部好きだろ)

そんな沁み沁みアドリブを右手だけ大忙しで暴れてました。

後半は一音一音が小さなボールになって弾んでいるようなアレンジ。

合間にフィンガースナップも入れてました。楽しい。

その後、超細かい音数無限状態の音まみれで

音楽堂はが張り裂けそうになり

ゼトさんの右脚は左右に大きくブランブラン。

一気に最後まで。

 

MC。

「次が最後の曲です。どうもありがとうございました」と挨拶。

 

さらさらとピアノを弾きながら

手をわちゃわちゃさせたり、グイグイしたりしながら

(この動きの説明むずい←)

 「やってる内容と全然違う(曲が)」と自分でツッコミw

 

12、星は教えてくれる

この大自然の景色と合い過ぎる。笑ってしまうくらいに。

軌道を描くように放たれる伸びやかなメロディが

そうさせるのか何なのか。

音源だと2:00くらいからのところなんて

流星群そのものだもの。

とんでもない極大中の極大の時の。

で、最後がもほほほほほほ、どうしよう。

まぁーこんなにもロマンチックな曲をまぁー。

(2週間後に感想書きながら思い出して、現場じゃなく家で

ウルっとしてくる後追い感動パターン)

 

トコトコ歩きながら、扉の前まで行くけど

全然進もうとしないゼトさんwww

 

アンコール。

グッズのTシャツに着替えたゼトさん。

MJ風の歩きで進んでいきポーズ。

 

「アンコールありがとうございます」と言いながら

ノブコブ吉村氏を彷彿とさせる脇鳴らし。

吉村氏が脇の下真っ赤になってたのを考えると

かなり音聞こえたし、結構強めに脇をパカパカ

させてたのではないかと推測されます。

 

脇鳴らしから曲へ。

 

13、すきすきソング/水森亜土

(どうゆう入りwww)

めちゃくちゃアニメソングっぽいなぁ…なんでしょうか。

と思い続けて終演後Z友さんに聞いたらこの曲。

あぁぁぁ~ソクドのか~!スッキリありがとう。

 

脇鳴らしからジャジーな冒頭の展開のギャップなんなのw

線で表わしたら上下にグオングオン乱高下してるような

アドリブをブチ込むと

連打しながら上の方をじっくり見たり

左手で弾きながら右手は弦をはじいてるマイムしたり

何かしらなんかしてるwww

そして、控えめに小さく弾いていると

右手で太ももをペシペシッ!とこちらにもしっかり聞こえる

くらいに叩き始めて、最終的にその太もも音に合わせて

みんなで手拍子。

(次の展開になったらちゃんとパッとやめるオーディエンス

素晴らしいな、と)

最後もお酒を飲みたくなるようなジャジーなアレンジ

堪能させていただきました。

 

MC。

「ありがとうございます。」と言うと

矢野顕子さんの声マネをしながら弾き語り的なw

「ラーメン食べたい」もいただきましたwww

数年前のいつかも拝見しましたが、絶妙にツボなんですよね

ゼトさんのこのモノマネ。前もめちゃくちゃ笑ったし。

あのフェイスから繰り出される謎の高音ボイスがたまらないというか。

清水ミチコさんがやるモノマネも大好きだから

結果、矢野さんが好きなのかもしれない。

 

「ありがとうを込めて、『ARIGATO』という曲をやりたいと思います。」

 

14、ARIGATO

静かに始まってじわじわと力強くなっていって

一番ピークになるところ(音源3:32のくだりになる前)の

アレンジの高揚感が異常。

なんか光がパーーー!って。

洞窟に太陽の光が差し込んだ時の神秘的なパーーー!みたいな。

それでした。

パーーー!をありがとうございます。

 

 

オーディエンスに手を振りながら

ハケていくゼトさんでした。


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緑の季節の八ヶ岳はまた趣が違って良いですね。

冬の八ヶ岳の陣開催発表された時から

夏がいい!夏がいい!絶対夏がいい!と

心の底から思っていたので

予想通り、夏、良かったです。

そんなん言われなくても分かるわ!と思われるかと思いますが

音楽堂からの黄緑やら深緑やらの緑のコントラストが

鮮やかで凄く綺麗。

その中でゼトさんのピアノを聴いていると、生でミュージックビデオを

見ているかのような感覚になりました。

 

今回は映画『囀る鳥は羽ばたかない』から

2曲も演奏されていたのが印象に強く残っています。

特に存在証明。(最初何の曲か分からなかったとかは闇に葬る)

からの、エヴァにアッコちゃんとアニソン満載SP。

あ、ドラえもんもか!

なにこの楽しい演奏会。

 

そして、ヤッツカッツなHappy Saturday Nightは

今回のハイライト筆頭だったりします。

MIDIキーボードちゃんが効いて効いてクゥ~~!

化け物ハピサタ兄さんさすがでした。

 

3度の独演会で終わった2021年上半期。

こうゆう1回1回をじっくり噛み締められる異常事態もいいですね。

と、2行で半年を振り返ってみたところで

また次回。