いろいろ(仮)

H ZETTRIO/H ZETT Mファンによる…ライブの感想とかセトリとか感想とか…

ピアノ独演会2019春 -杜の都の陣-

2019年3月17日

宮城・仙台電力ホール

 

 

【注意!】

・感想です

・紛れもなく感想です

・妄想と感想の間(若い子は知らないであろう元ネタ)

・そうだ、感想書こう(ただ言いたかった)

 

 

 

先月、Z界イベントin長崎の日の早朝。

ゼトさんが異国情緒溢れる街の中を歩いているのを見つけて

駆け寄ると…あれ…見た目がなんか…?

 

「鼻、青くしないでいいんですか?」

「まぁ、大丈夫でしょ~イベントだし。アハアハアハ…」

「あ~なるほど…。この事ブログに書いていいですか?(ニタリニタリ)」

 

というところで目が覚めました。

どうも管理人です。

 

 

夢見る程、界イベ行きたかったという報告をしたかったのではなく

夢の中でもブログを書こうとしてる自分って一体…

って思ったり(白目)

てか、設定に雑か、夢の中のゼトさん設定に雑か。

(最近のハピサタのヒイさんか。←)

 

 

という世界一どうでもいい前フリは断ち切り

 

高速バスに揺られること約6時間。

(予習しようと思ってヘッドホンでずっと聴いてたら

長時間過ぎて耳が痛くなり、それでも聴き続けてた結果

曲を聴くというより痛みと戦っていた記憶の方が勝った)

 

ヘッドホンとの闘いから解放され

数年ぶり4回目の仙台に到着。

過去の3回は仕事だったので仙台の街はほぼ見ず

今回初めて駅周辺をウロウロしましたが、大都市っぷりに驚く。

杜の都だからもっと森……アホさを露呈)

 

更に言えば、独演会で遠征するのは初めてで

(トリオでも3箇所しか遠征してないが)

地方の独演会ならではの違ったネタがぶっ込まれたりとか

雰囲気が違ってたりするのかな

と、期待に満ち溢れてホクホクしながら

 

牛タン食べたり

(この為に途中のサービスエリアで玉こんにゃくを我慢、しかしカリカリ梅を食)

ずんだ餅の甘味処が行列で日曜の15時台の脅威を思い知らされつつ

 

会場である電力ホールに到着。

新幹線の駅から徒歩で行ける便利さに感動がほとばしる。

トリオさんのLiveは比較的、郊外が多いというか

何というかそのー…ねぇ…あのー結構行きにく…いや嘘嘘嘘嘘…

ありがたいですLiveを沢山してくれるだけで(必死)

要するに…交通の便が良いって素晴らしいですねー)

 

この割と無機質なビルの中にホールがあるのか…

と、しばしビルを口を開けながら(鼻炎)見上げてから

ホールのロビーへ行くと沢山のZ友さん。

地方だし少なかろう…と思っていたのでまさかこんなにお会いできるとは。

さすが大都市仙台である。

(ここまで各地から集まるならトリオさんでも独演会でも

もっと東北でライブ開催しましょうよ

と、以前から思ってはいたが確信に変わった)

 

さぁ、ホールの中へ。

席は番号的に表情と手元は諦めかな…

別に足見るからいいしぃーこれまた足がいいんだよ足が

(日本酒はちびちび飲むのが良いように、ゼトさんは足を見るのが粋なのだ)

…と思っていたら

えー!!なんか結構良い!!

というか今までの独演会で一番良いではないか。

 

と、軽く興奮していたら

図らずも私の両隣がZ友さんという奇跡。

狙ってもできないわ、こんなこと。

(おかげ様で楽しさ倍増で観ることができましたありがとう)

 

 

開演時間の17時を少し過ぎたところで

東北初、牛タンのじ…杜の都の陣開幕”!!!

 

 

下手からゼトさん登場。

 

青に黒ストライプのジャケットとパンツに黒いインナー。

靴下は黒地に赤いドット(に見えたけど真相は?)という

かわいらしいのを履かれてました。

 

上下青って意外と珍しいような。

堅苦しくないカジュアルな感じが独演会の雰囲気とぴったりですね。

パンツの裾からピロ~ンと紐的なものが出ていたんですが

引っ張ったら裾絞れたりするとかそうゆうこと?

袖が鍵盤に触れるくらいのジャケットのサイズ感も非常にツボ。

(えっ?衣装についてのキモ語りが長いって?)

 

 

ピアノの前に着くと

相撲中継のラジオの音声が流れてきて

それに合わせて相撲のツッパリのマイム。

前もループマシンいじくりながら

相撲してましたねw

なぜすもう…

 

1、争う不可思議

定番の極秘現代あたりかな…と思ったら

あら、珍しい1曲目。

なんだか牛タンの陣(違う)面白くなりそうだ。

 

椅子をズリズリと後ろに動かすと

座らずに動かす前の位置で空気椅子。

演奏中もパンプアップするんですね、なるほどなるほど。

空気椅子がパンプアップになるかは知らぬがw

 

ラプソディーインブルーの途中みたいなアレンジ(分かりにくい)から

電子音っぽい打ち込みの音に合わせてテンポアップ。

「ブルブルブル」みたいなと一緒にブルブルしたり

パッと演奏止めてフリーズしてみたり。

 

そして終始背中が茹でたタコの足くらい丸まっていた。

やっぱゼトさんの姿勢はこうでなくっちゃ。

 

初めての東北の地に「これがH ZETT Mの音楽である!」と

言わんばかりの序盤からワールド全開の展開でした。

 

2、踏み出すニュー

間髪入れずに2曲目へ突入。

 

まず最初に鳥のさえずりが聞こえてくる。

それを真似するように口笛を吹いていたんですが

あんまり口笛が出来てなくて、ほぼほぼ息を吹き出してる音でしたw

たまーに「ピー」って鳴ってはいたけど。

それをものともせずに結構長い時間、息吹き出し音がホールに響くw

あれかな?篠笛もだけど笛系は練習中といったところなのかな(笑)

 

うしろを振り返って

バラエティ番組とかで女優さんとかアイドルの方が

椅子に座る時みたいに足を揃えて斜めにして

更にその足をちょっと浮かすという謎のスタイルでPCを操作してました。

 

PCから「仙台…」「宮城県…」と

エフェクトのかかった声が聞こえてくる。

 

しかし、「あーっ」と声を出すゼトさん。

演奏を止めてPCをポチポチと操作し直し。

 

(声が出てしまうなんて珍しい。

それくらい計算し尽くされたゼトさんと打ち込みのセッション

なんだろうな、と思った。)

 

仕切り直して、カオスな音ネタの世界へ…

 

「もいのみやこ…」

電力ホール…」

仙台市青葉区一番町三丁目7番1号…」

「仙台駅から徒歩10分…」

 

「牛タン…牛タン…牛タン…」

 

「牛タンタンタンタンタン タタタタタタ・・・・」

 

これを作る為に電力ホールのHPを検索してる

ゼトさん(いやヒ…)の姿を想像するとなんだか可笑しいw

「牛タン」の部分は結構連呼してました。

そして毎度のことながら音声を聞き取るのに必死で

ゼトさんの演奏全然聴いて無いっていう(←

 

最初の踏み出すニューに入った後くらいだったかに

ビバルディの『春』をスッと挟み込んでいました。

(例の如く曲名分からず休憩時間に即行詳しいZ友さんに聞いた。

 ありがとうございます!)

 

3、それはまるでタンゴ~Libertango

最初にループマシンを足で押してから

ループマシンにおまかせフリータイムへw

足組みながら、椅子に浅く座って背もたれによっかかり

大分休憩しておられたww

で、そのまま足組みながら演奏始めてたし。

 

イントロ聴いて、うおぉぉぉぉぉー!!!!!

初めて生演奏聴いたー!!!!!と全身の毛穴がワサワサしたと同時に

これってこの前のハピサタのタンゴ特集からの流れ的な?的な的な?

と思ってワクワクしていたら

リベルタンゴきたぁぁぁぁぁぁー!!!!!!!!!

 

聴こえてくる音のひとつひとつが熱を帯びながら

流れるように踊っているみたいな。

そしてエキゾチックな雰囲気の中に光るゼトさん節。

ゼトさんの足もタンゴのステップみたいに踊ってました。

 

これ各所の独演会で毎回演奏してみんなに聴いて欲しい

思うくらい素晴らしかったです。

 

4、(永遠は見つからないかそれは空中さんぽか…何だったか…)

~ネクタイしめる

最初の部分が音源と比べてすごく軽やかにアレンジされてて

その後にジャジーな感じに変化。

あの曲がこんなふうに変わるんですね!!!

って現場では思ったんですが

どんな曲だったか一切忘れました(←

 

からのネクタイしめる。

あの曲のジャジーアレンジからのネクタイの流れにゾクッとしました。

ちょっと控えめの雰囲気から強めの音に変わって

同時にガシガシと動くゼトさんの足。(足がいいんだよ、足が←)

そこからダンサブルなアレンジに変わって

手をごにゃごにゃ動かしながら締め(笑)

 

5、ランドスケープ

またPC操作中に笑わせてくれつつ…

 

いつもの「チッ」とか「リーン」とか

色んな微かな音に

壁を叩いているような音とか。

今回は英語を喋る男の人の声も入ってました。

(前回の戸田独演会は女性の声でしたね)

 

6、幻想ノスタルジック

「嘘でしょ!?幻想?まさか幻想を演奏してくれるの?えええええ」

という心の声が薄暗い静寂の中に飛び交っていたことと思います。

私は思わず前のめりに。

戸田独演会のFusion in Blueに続き、また今回もサプライズ的に

組み込んでくれたトリオ曲。

 

光のベールに包まれたかのようなイントロ…

優しく弾むような春らしい心地良さ…

もう何も見なくても良い、聴いているだけで幸せだ。

なーんて思ったりして。

 

最後の方で、右手を握ってグングングンってやってた(←なにそれw

 

MC。

「途中休憩を挟んだ2部構成となってまして、

 次の曲が第1部の最後の曲になります…。

 そして、すぐに2部が始まります。」

休憩が短すぎる(笑)

 

7、すりぬける

足を開いてバタバタしながらその場で行進。

その流れでピアノの上手側に向かうと

嬉しそうにピアノの側面を指さして「つや消し」アピール。

しかも、わざわざマイクを取りに行って

「つや消しですね~」と報告。

(ゼトさんの好きなつや消しだったことにここで気付く。

てか、本番中にわざわざつや消し報告してくれるとか

かわいすぎてけしからん。)

 

打ち込みの音に合わせて盆踊り的なマイムをしたり

おっさんが親指ベロベロしながら豪快に

楽譜をめくるフリをしたり(笑)

 

「シュイーン!」みたいな音から転調して

アップテンポになって、低音強めのテンション高めな

クラブでこの曲流したらこうなるだろうな、みたいなアレンジ。

これ私超好きです。

今回のハイライトのひとつはここです。

 

しっかりと(←笑)15分間の休憩を挟んで

第2部へ。

 

暖簾やジュークボックスなど全てが取っ払われ

ピアノだけになったステージに

戸田独演会と同じく、ランドスケープのMVの衣装に

身を包んだゼトさんが登場。

この衣装、現実じゃない感というかキャラクター感が増して

アニメ的な映像を見ているような感覚になる。

 

ピアノの前に行く途中でランニングマン的動きで

今回も衣装を盛大に見せてくれましたw

 

ピアノの前について手元カメラに気付くと

ちょこちょこカメラを見たり

なんか扉みたいなのを開くようなマイムをしたりw

 

8、高貴な連帯~うっひょー

こちらも珍しい選曲でびっくり。

音源に忠実な感じで演奏してたように思いましたが

(行った方はどうでしたでしょうか…)

で、音源だと2分30秒台あたりから、うっひょーに変化。

これはまさしくうっひょーですね。

 

足を変な動き(説明不可)にしたり

弦楽器を弾いてるようなマイムを右手でしながら

左手でピアノを演奏したり。

これ笑って見てたけど、ゼトさんの脳はどんな指令を

出してるんですかねその右手と左手に、って今思った。

 

右手と左手が同じ動きのーなんというのか?ユニゾン

オクターブが違うユニゾンみたいな(それはユニゾンじゃないか…)

言い方が一切よく分かりませんが

とりあえずそこがすごく印象的でした。

(なんかただの聴き間違いと見間違いかもしれないような気がしてきた)

 

9、水の流れ~新しいチカラ

水の流れは特に指見がち。(水の流れあるある)

そういえば…水の流れMVの衣装はお披露目してくれないんですかね?

(というランドスケープMV衣装が見れたことにより

贅沢病になってしまった人間の戯言。)

 

この後に即興なのか何か他の曲なのかに変わり…

カメラ見て鍵盤みてカメラ見て…を繰り返して

そこから上見たり客席の方見たり

色んなところをキョロキョロ。

ここの現代的でありジャジーな曲…また聴きたい。

 

新しいチカラになって

最初のグリッサンド前の部分の

尋常じゃない指の動きの速さ…

久々に手元が見える位置から拝見しましたが

指ひとつひとつに独立した意思を持ってるみたいに

見えてくる。

 

癖のあるグリッサンドを繰り出してから

『物語がやってきた』の終盤(つべにあがってる成城ホールver.だと

3:01あたり)っぽい雰囲気の音の粒がポンポンと

弾んでいくようなアレンジがたまらなく良かった。

新しいチカラだと勢いよく駆け抜けていくイメージだったけど

今回はなんだか楽しいアレンジが多い。

 

で、またなんか即興なのか何なのかが入って

最後に新しいチカラおかえりなさーい。

戻る前に、ハットをかぶり直してグルン(笑)

 

MC。

「宴もたけなわということで…

 最後は星は教えてくれるという曲を…」

 

10、星は教えてくれる

その前に再びカメラを見ると野球のバットを構えるポーズしてましたw

あと、お客さんのくしゃみが聞こえてきて

ゼトさんもマネしてくしゃみ(笑)

逃しませんねーwwwww

えーっと…花粉症じゃないのでは疑惑でしたっけ。

 

たまにあるピアノが歌ってるみたいに聴こえてくる現象。

なんて優雅な…と聴き惚れていると

ロックっぽい雰囲気になったりと

1曲の中に色んな星が違った煌めき方をしていて

贅沢な星は教えてくれるであった。

 

最後の曲の演奏が終わり

手を振りながらにこやかに下手へハケて行くも

ちょっと曲がってクネッと道をそれながら舞台袖へw

 

 

アンコール。

黒の独演会Tシャツで登場。

今後の独演会の告知をしたのち

「また仙台に戻ってきたいと思っていますので、その際は是非。」

是非その際は伺わせていただきたい、この東北の地・仙台に。

 

ゼトリオのツアーの告知でいきなり良い声に変えて笑いがw

「少し先ですが、仙台銀行ホール イズミティtwenty one(発音良く)で…」

それが言いたかったんじゃないか説w

 

 

11、はじまる~春疾風~確かな日々

もう文字を見るだけで今PCを見ている視界が涙でぼやけてしまう(←

 

独演会の最後に『はじまる』…ふふふw

イントロのフレーズなんて

あたたかい日差しの中で

緑が芽吹いたり花が咲いてきたり雪がとけて雫となったり

そんな情景がブワァァー!!!って脳内に広がって来て

今までこんなイメージしたことなかったのに驚いた。

 

と、油断していると…あのフレーズ…

あぁぁぁぁ…………あぁ…あぁ……待っていました

(瞬間的に目と鼻(鼻炎)から大量の水が…止めてくれ!誰か!)

 

昨年の紀尾井独演会から1年…

心からお待ち申しておりました…

つやつやの葉と花びらが春の優しい風でフワッと舞い上がりました。

顔中水分でダラダラになりながらも

どんどんイメージがうかんでくる構成にハッとさせられる。

本当になんて優しいんだ、この曲は。

 

はぁ…良い独演会だtt…

 

ぎゃぁぁぁぁっぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!

このイントロ…嘘でしょ嘘だと言ってくれ!!!

ダメだ、干からびる、ただでさえカサカサなのに更に干からびる。

もうこの時私はどこを見ていたのか記憶無し。

さっきまでじっくりゼトさんを見ていたのにこの曲になると

一切の余裕がなくなってしまう。

 

春疾風からふわーっと風が吹き抜けると

そこにはあたたかくて懐かしい景色が広がっていました…

そんな映画みたいなジブリみたいな妄想し過ぎだろみたいな

情景が涙とともに溢れるように浮かんでくる

春の訪れメドレーでした。

 

 

最後、再び笑顔のゼトさんは

下手に向かいながら、舞台袖に通り抜けられないところへ行き

行き止まり(笑)

(いつもは壁があるからぶつかれるけど、今回は暗幕で

仕切られてましたからねw)

 

 

 

 

今回何度も感想で書いてきましたけど

すごく軽やかで楽しい構成だったので

泣かずにフィニッシュできるのではないかと思ったら

最後の最後にノーガード状態で吹っ飛ばされました。

春疾風からの確かな日々なんて反則技にも程がある(笑)

という名の感動をありがとう(←

最強贅沢メドレーです、本当は。

きっと、ゼトさんの生演奏初めての方はがっちり

心を掴まれたんじゃないでしょうか。

 

まだ数回しか行ったことがありませんが

それぞれの場所で芸術的だったりカオスだったり感動的だったりと

カラーが違っていて

回ごとにテーマみたいなのを考えて

アレンジだったりセットリストだったりを組み立てて

いるのかなって思いました。(今更気付いた…)

 

ちょうど2年前の今日(この感想の更新日)

初めてH ZETT Mさんを知り始めて見た十数秒間の演奏の映像。

あの時の刺激的で新鮮な衝撃は

今でも独演会やライブで観る度に変わらなくて

いや、むしろその鮮度は回を重ねるごとに増していくばかり。

 

そしてH ZETT Mさんの作り出す音の可能性に引っ張られるように

自分自身の意識や考え方も変わってきたり。

 

また来年、春疾風を聴けるように

頑張ろう。

もちろん、同じ東北で。

 


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Z友さんから同じ日に仙台でアイドルの方がLiveをやってる

と聞いて、帰りの新幹線を買ってなかった私は

大急ぎで駅に向かって

大急ぎでずんだスムージーを流し込んで

大急ぎでお土産と駅弁を買い込み

大急ぎで東京に帰りました。

そして、鼻から一筋の水がながれました(鼻炎)

 

お後がよろしいようで(なにが)